競走馬の約9割は引退後に殺処分という現実
-FNNプライムオンラインより-
「コントレイル」「デアリングタクト」のクラシック3冠、
「アーモンドアイ」の8冠達成。
2020年、歴史的偉業に盛り上がる競馬界。
しかしその一方で、年間約7,000頭の競走馬が引退。
一部は種牡馬や繁殖牝馬になれますが、
引退後の競走馬は引受先も少ないため、その9割が殺処分される現実があります。
島根・益田市高津の「さんさん牧場」。
ここにいる馬のほとんどが、かつての競走馬で
「ディープインパクト」の子供や
「コントレイルの兄弟」が繋養されています。
かわいい、やわらかい、おとなしい馬たち。
競走馬の大半が成績を残せないで引退した馬。
華やかな世界とは裏腹に引退後は行き先がなく
倫理的にも動物愛護的にも非常に大きな問題に
なっています。
飼育費用は、毎月1頭につき約10万円。
オーナーから預託料をもらっている場合は、馬も牧場も安心して生活ができますが、
そうでない場合、NPOや任意団体からの支援金がなければ
馬も牧場も非常に苦しい生活を余儀なくされます。
競馬は単なる金儲けの道具ではなく
主役の馬たちを始め、国や省庁、関係者など
多くの方が関わっている大規模な経済活動です。
歴史や伝統、文化としての側面もあり
当たった!外れた!だけのギャンブルではなく
目を背けてはいけない事実として
積極的に知ってもらえればと思います。
毎年7000頭、馬の寿命が15〜20年だとして
10万〜14万くらい収容できる施設が必要です。
強い馬作るためには、ある程度の生産数が必要なのは仕方ないとしても
その影で失われる命があることは事実です。
ただ、難しい問題として
私も馬肉を食べる機会があります。
牛や豚、鶏も同じように毎日殺処分されています。
人間に翻弄される運命ある、というのは
悲しい現実ではありますが
できることを考え、食す命に感謝しながら
自分もまた生態系の中の一人なのだと考え想いを馳せるのです。
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